消費者心理モデルの変化

2015年に電通がAISASモデルを発表してから10年以上が過ぎた。

AISASはそもそもAIDMAにデジタル時代が到来して進化して消費者心理モデル。

当時は”デジタル=検索・共有”という発想から2つのS(サーチとシェア)が加わったものの、今のデジタル媒体は10年前と比べて使われ方が変わってきている。

当時より変化しているのは大きく以下3点。

・スマホユーザーが増えた

・能動的に検索するよりキュレーションサイトを使う人が増えて情報を受動的に受け取っている

・テレビなど4マスの影響力低下


上記3点よりAISASのAttention、Searchは考え直す必要がある。


まずAttentionに関して、最近の若者は4マスの接触が減っている。家にテレビがない人もいる。

情報はSNSもしくはグノシーやメリーなどのキュレーションサイト。さらにその中でも面白いと思った情報のみ選択して読む。

なんだろう。。。「Know」あたりの言葉だろうか。受け身な言葉が望ましい。


そしてそれに関心を示す。「Interest」

今度は友人に共有。全体に共有するというより「Tell」。これがコミュニケーションのネタになる。

以前までは「昨日のテレビみた?」が今は「この前送ったURLみた?」。


そしてからこれから「モノからコト」の時代。一緒に体験することが大事。一人ではしません。「Experience」

そして、それが面白かろうとつまらなかろうと、友人と一緒に何かを成し遂げることが大事。撮った写真などをInstagramなどで報告。「Share」


合わせると「KITES」高く舞うって意味、いいですね。

体験を交えることでキャンペーンプランニングもメディアで終わらずイベントも絡めて立体的に見えるからいいかも知れません。

課題としてはどのようにデジタル媒体だけでリーチを取れるか。

媒体だけでなく訴求内容自体もセグメント化されてきているからリーチという言葉自体が死語になっていかもしれませんね。





0コメント

  • 1000 / 1000